明けましておめでとうございます
今年の渡印は、デリーからパトナ、仏跡を巡りベナレスでガンジス川。カルカッタでベンガル文化に浸り、マドラスへ南下。ひょっとしたらスリランカへ脚を伸ばしましょう、かな。
今年の渡印は、デリーからパトナ、仏跡を巡りベナレスでガンジス川。カルカッタでベンガル文化に浸り、マドラスへ南下。ひょっとしたらスリランカへ脚を伸ばしましょう、かな。
そろそろ、山道に差し掛かり、辺りには高原野菜が見渡す限りつづく
山の尾根から崖の下を見ると谷間に
ムー的地球外秘密基地が銀色に光り輝いている
円盤の周りにかまぼこ状の格納庫が5,6塔
あれは一体何...かなって思っていたら
道はいっきに下りのワインディング
道路から落ちるのでは、恐怖に駆られながら...着いたのがなんとアノ宇宙基地
ドライバーが言った言葉にのけぞった
アノ施設は、日本がアジャンタの壁画を再現し栄華を誇った石窟を体感できるバーチャルなんとかかんとか
アルミのキンキラキンをしり目に、駐車場からシャトルバスの発着場まで、土産物屋が群がる
どうでもいい彫り物を押しつける、商店に引っ張り込む
最近は日本人が少ないのか、韓国語、中国語を、一言ふたこと教えあう押し売りども
専用バスで4キロアジャンタのふもとまで行く
モンスーンの季節なのに、日ごろの善行の祟りで
昨日も、今日も晴天、暑い、42度
せめて雨季らしく、曇っていて欲しかった
バスを降りて、急斜面を徒歩
かなりきつい、担ぎやもいるが、かたくなに歩く、這う
やっとこ着いたら、また難関が
テロ対策のセキュリティ・チェック
ゲートの向こうには石窟群がワーッて見えているのにー
入場券は外人用を持っているか(インド国籍入場料金の約10倍)250ルピー(約600円)
金属探知機、身分証明確認、疑いの目で睨みつけられ、耐えられるかチェック
それだけの難関を潜り抜けたら感激もひとしお
いよいよアジンターだー
いんや、アジャンタです
IT大国インドなのにネット環境がイマイチで
チェンナイで書いています
エッローラのカイラシュ寺院の巨大黒々したなシヴァ神のリンガム(男根)が
パールヴァティのヨ二(女淫)を貫く御神体を仰ぐと
インドの今のパワーの源を感じる
今日は7月の...いつだったかな~
AJANTAまでは約二時間
昨日のススキだときついので
TOYOTAのワンボックスINNOVAを奮発
万一、事故にあっても、気休めに大丈夫かななんて思ったりして
行きかう車は皆、公道レーサー
道中の標識をみると、アジャンタの表記がまちまち
ヒンディも英語も
AJANTA, AJANTHA, AJANTAA、AJINTHA,
そりゃ確かに中国語だと阿旃陀だけど
宿泊のLemon Tree Hotel でモーニング・ビュッフェ
客がチャイニーズ、コリアン、イタリアン
ん、怪しい日本人もいる
キンドル読んでるアメリカ人
皆、観光客ではなさそう
ここ、オーランガバードは一体何がある?
高地700mの水もきれいな場所
さまざまな製薬会社、世界のジェネリック薬を大量生産している
インドのワインの産地がほとんどここの周辺
そういえばウチで売っている野生黒蜂蜜もここマハラシュトラ州が産地
さて、いよいよエローラへ出ッパーツ
ラクラク小一時間
1000メーター程度か、気持ちいい高原
切り立った岩肌をくり抜いた寺院
掘り下げた寺院
インドの3大宗教が一同に会し、その掘削技術を競っていたような
壮大で、荘厳な、気持ちいいパワースポット
まずは、ジャイナ教の一連の石窟寺院
極端に言えば非暴力、非殺生、自然主義
根菜類は食べない、その種を殺すから
歩くときは足元を専用のほうき掃きながら
虫を踏み殺さないように歩く
極端な信者はマスクをする
微生物を吸い込まないように
昔は衣服もまとわない
今でもジャイナの聖者はハダカ
シッダールタよりも古い時代発生した新興宗教
石窟は約七世紀に造られたらしい
各時代の教祖がまつられている
皆、ハダカ
現代のジャイナ教徒はインドの人口の1%にも満たない
その人々ほとんどがムンバイに住み
インドの富のほとんどを牛耳る
ちなみにTATAに代表される世界的大富豪たち
悠久の難民、パーシー族は約50,000人
さて、崖の向こうはヒンドゥー寺院群
その中のカイラッシュ・テンプルは見なきゃ
説明のしようがない
一連の宗教施設を山のてっぺんから掘り下げ、彫りぬいた
さしずめ、浅草寺を掘りぬく感じ
門から、五重塔から、中殿、本殿、宿舎など
全て一刀彫りしたようなもの
インド人もビックリしてました...
そのまた先に行くと仏教石窟施設が続く
修行僧の宿舎、禅寺、集会施設などなど
Vishwakarma、またの名、大工小屋と呼ばれるホールは
木造様式を模した石窟
その中の音響は素晴らしく
滅茶苦茶なお経を無理やり唱えてくれた押し売りガイドのおっさん
の声も天使の声に聞こえた
菩提樹の下で悟りを開いた仏陀は結跏趺坐を解き
教えのムッドラ(手印)を結ぶ
Ellora...また訪れたい処にリストアーップ
久々に青空がのぞく
スラム街をバイパスする高速道路は海の上をひた走る
雨季のせいか、エアポートも人がまばら
カフェテリアでサンドイッチとサモサをたのみ
ほおばる、なかなか美味
ボトルウォーターを買いに行ったら
どこの店も売り切れ
しかたなく?エレクトロニックストアをひやかしに
iPad も iPhone 4G も置いてない
3G32のロックなしがあったけれど
日本円にしてビックリ9万円
そうこうしているうちに搭乗案内
満杯の小型機、家畜小屋状態の客室
みんな携帯で話している
誰が飛び上がる寸前まで携帯使うか競っている
...と、しか思えない
CAが近づくと、サッと携帯を足の下に隠し
とうり過ぎると、これ見よがしに話し始める
着陸も同じ、タッチダウンと同時に携帯を一斉に掛けまくる
飛行機が止まった瞬間、一斉に通路になだれ込む
上の話は、たった1時間のボンベイ登場から
オーランガバード到着までのこと
ターンテーブルから荷物の回収だけで
一章かけちゃうから、またの機会に
空港から30分の宿に着いてバタンQ
明日は、いよいよエローラ
モンスーンの季節が始まり
9月までは延々と降り続ける
到着6時、タクシーでホテルへ
トライデントホテルは、2年前にテロの襲撃にあった事もあり
厳重警備、館内撮影禁止
疲れもあり、第1食目はルームサービス
ベジタリアン・クラブハウス・サンド
さすが国際都市、パンもイイ、具も上品、
付け合わせのフライドポテトには感激
オーダー時に、切って揚げたてって感じ
翌朝は、世界の朝食が楽しめるビュッフェ
なんとトマトジュースがフレッシュ・トマトのジュース
スイカのジュースも美味しい
インドはもちろん、一般的な洋風もあり、韓国風、
日本は、味噌汁、豆腐等もあり
店内を見渡し、不思議に思う、ウエイターが皆年寄り
サービス産業に若者はつかないのか
タージマハル・ホテルでお茶した時もおなじだった
午後は、創業1860年の古物商 PHILLIPS を訪れ、店用の装飾品を物色
徒歩でとぼとぼ雨の中ホテルへ帰る
夜、気分を取り直し、ホテル内の”India Jones”というおやじギャグ的な東南アジアとインド料理のコラボをテーマにしたレストランへ
日本、中華、コリアン、カンボジア、ヴェトナム、タイ、マレイ、シンガポール各国料理が堪能出来る
ついでにインド料理もあったが………?
インド料理と他の国の料理のコラボレーションを考えているが…….研究のよちあり!!
話は変わるが、中華鍋を振るっていた華僑的な料理長
2階のバーでブラジルXオランダ、TV観戦客の歓声が上がるたび厨房から飛び出し
2階に駆け上がる。 どこが5つ星?
本日晴れてチケット代金決済しました
ANAのインド行きはビジネスクラスしかないもんね
二週間後の今頃はボンベイの五つ☆にチェック・イン